こんにちは!R voiceインストラクターのNaotoです。

みなさんは歌う時に表情筋の動きを意識したことはありますか?

感情表現をするために表情を変えましょうなんて聞いたこともあるんじゃないでしょうか。

もちろん感情表現にも役立つのですが、それ以上に表情筋が動かないと声自体が出しにくくなってしまうこともあるんです。

今回は声を出すという観点で表情筋について解説していきますね!

そもそも表情筋って何?

表情筋とはその名の通り顔の表情を作るための筋肉です。

表情筋って実はたくさん種類があるんです。

右のイラストを見てみてください!

たくさんあって覚えられないよーという方、大丈夫です。

全部覚える必要はないです!

この中で声に関係しやすい所をいくつかピックアップします!

・口角下制筋、下唇下制筋、オトガイ筋

この3つは口角や唇を下げる筋肉です。

実は、唇が下がると身体や喉は力みやすくなります。

重い物を持つときは踏ん張るときには口角が下がりますよね。

これらは喉や舌の筋肉が口角を下げる筋肉のすぐ近くにあるので、喉も影響されて力みやすくなるんです。

・笑筋、大頬骨筋、小頬骨筋

この2つは口角を横に引っ張ります。

笑筋とはその名の通り笑う時に使われる筋肉です。

現代人は笑ってない人が多いのか、個人的にはここが固まっていて動かない人が多いです。

口が横に開かないと明るい声が出なかったりします。

・上唇鼻翼挙筋、上唇挙筋

この2つは唇を上に引き上げる筋肉です。

ここが使われると上の前歯が見えます。

この2つの動きが悪いとパ行やマ行など唇を使う子音が出しにくくなってしまいます。

ある程度機能ごとに解説してきましたが、これら全部が上手く動いてくれることによって、きちんと発音出来たり口が大きく開いたりするんです。

何が表情筋の動きを悪くする?

原因は2つあります。

1つは普段から全く表情筋を使ってないということです。

みなさん、普段しゃべるときに口の動きを意識することはありますか?

生徒さんに鏡を見てもらいながらしゃべると、実は思っている以上に動いていないということがたくさんあるんです!

口をあまり動かさないというのは口元の弛みやシワの原因にもなりますよ!!

もう1つは姿勢です。

実は姿勢も大きな影響を与えます。

最近多いのはスマホやパソコンの見過ぎで、ストレートネックになってしまっている方です。

ストレートネックの方は特に口角が下がっていたり、上唇が引き上がらない傾向があります。

それだけで声が暗くなったり、音程が低くなったりしてしまうんです。

表情筋が硬い人はまずはマッサージ!

表情筋が硬くて動かない方はまずマッサージをしてみてください!

この2か所をやってみましょう!

①頬っぺたを円を描くようにグルグル手でマッサージする

②口角を上下に人差し指でマッサージする

どちらも大事なのは激しくしない事です。

顔の筋肉は小さいので、激しくマッサージをすると傷付きやすいです。

ゆっくり大きくマッサージしてあげましょう!

顔や口角のたるみ防止にもなりますよ!

おわりに

今回は表情筋について解説していきましたが、いかがでしょうか。

表情筋が動かないだけで、極端な場合は音程すら違って聴こえてしまうんです。

普段から動かして、きれいな歌声に活かしていきましょう!

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