みなさん、こんにちは!R voiceインストラクターです。
憧れのあのアーティストみたいな雰囲気で歌いたいけど、歌えないことってたくさんありますよね。
だから発声練習を頑張ってます!という方も多いと思います。
発声練習ももちろん大事ですが、実は「発音」について知ることも大事なんです!
「歌」における発音とは
発音というとまずは滑舌を思い浮かべる方が多いんじゃないでしょうか。
歌っている最中に嚙まないようにする、速い曲を歌えるようにするというのももちろん大事です。
しかし、発音で表現力をアップすることもできるんですよ。
今回はそのことについて詳しく解説していきますね。
母音と子音の基礎
母音と子音は、もちろんご存じですよね!
・母音→「あ、い、う、え、お」
・子音→「K、S、T、N、H、M、Y、R、W、G、Z、D、B、P、」
日本語の発音は、母音のみ、もしくは子音+母音で構成されています。
表現への活かし方
一番わかりやすいのは、子音の強弱です。
例えば、楽しいという言葉を発音するときに、「た」のTの子音を強調して発音してみてください。
次は、Tの子音を弱くしてみましょう。
子音を強調した方が、より楽しく(感情が強調されているように)感じるはずです。
これはネガティブな言葉も同じで、悔しいという言葉であれば、「く」のKの子音を強調してみてください。
より悔しい感じに聞こえてきませんか?(笑)
ほかの表現法
子音を強調すると、リズムも立ちやすくなります。
少し乱暴な言い方ですが、子音を使ってボイスパーカッションをしているような感じでしょうか。
子音の音がリズムのアクセント部分になるわけです。
では、子音を弱くする(母音優勢)とどうでしょうか。
バラードなどのゆったりした曲や言葉をしっかり伝えたい時は、母音優勢の方がいいですね。
また、あえて母音と子音の両方を曖昧にすることで独特の雰囲気を出したりすることもできます。
2024年の紅白でも歌われた、Vaundyさんの踊り子なんかは良い例ですね。
おわりに
今回は表現力と母音、子音の関係性をお伝えしてきましたが、いかがでしょうか。
そんなことが表現力に関係してくるの?って思った方も多いんじゃないですか!?
歌でよく気持ちを込めましょうと言われますが、こういった小さい事も実は影響してるんですよ。
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