こんにちは! R voiceインストラクターのNaotoです。

今回はこの響きのタイプ上級者向けということで、声の響きを同時に使うということを紹介していきたいと思います!

同時に使うってどういうことやねんと思った方も多いと思いますが、しっかり解説していきますね!

声の響きのおさらい

以前色んな声の方向があるとお伝えしましたが、改めて復習しましょう!

①明るい声の眉間声タイプ

②深い響きのアゴ声タイプ

③広い響きのつむじ声タイプ

④お相撲さんっぽい!声のうなじ声タイプ

大まかにはこの4種類があります!

ですが、この4種類って実は同時に出すことができるんです。

同時に出すってどういうこと?

例えば、眉間声とアゴ声って同時に出すことができるんです。

でも同時ってどういうことって思われる方もいらっしゃいますよね。

ここで重要になってくるのは、それぞれの響きを出すために大きく関わる喉の筋肉があるということです。

①眉間声と甲状舌骨筋(前上方向への引き上げ筋)

②アゴ声と胸骨甲状筋(前下方向への引き下げ筋)

③つむじ声と口蓋咽頭筋、茎突咽頭筋(後ろ上方向への引き上げ筋)

④うなじ声と輪状咽頭筋(後ろ下方向への引き下げ筋)

それぞれは独立した1つの筋肉なので、一つずつ動かすことが可能です。

ですが、これらを組み合わせて同時に動かすことも可能なんです!

眉間声とアゴ声の組み合わせであれば、甲状舌骨筋と胸骨甲状筋を同時に使ってあげるということですね!

同時に使う練習法

以前、単独の練習法は紹介しましたが、今回は上級編ということでPopsを歌う時の代表的な例、眉間声とアゴ声を連動して使う練習方法を紹介しますね!

3 Stepあります!

Step 1. 眉間声とアゴ声を交互に出す

「ニ~、ウ~、ニ~、ウ~」と交互に連続で出しましょう。

Step 2. 眉間声とアゴ声を滑らかに繋いでみる

「ニ~ゥ~」とゆっくり繋げて出してみましょう。声の出る所が眉間から鼻を通って、アゴに向けて移動していくイメージです。

※喉を触って、上から下に滑らかに下がっていれば出来てます!

Step 3. 眉間声とアゴ声の中間で移動を止める

「ニ~ゥ~」と移動したときに鼻先や人中辺りから声が出てるところで移動を止めてロングトーン。

※上手くいっていれば、声の響きが急に大きくなります!

歌で使う時に連動させたいのは、・眉間声とアゴ声、・眉間声とつむじ声、・アゴ声とつむじ声です!

今回紹介したのは眉間声とアゴ声だけですが、他の二つも同じように練習する事が出来ます。

高音や低音が出し易くなるのはもちろん、最終的にはどの部分をどれくらい使うかで声色の変化を付けたりすることも出来るようになります。

おわりに

今回は声の響きのタイプの上級者向けという事でご紹介してきましたが、いかがでしょうか。

なるべくかみ砕いて説明はしましたが、上級編というだけあってちょっと難しい部分もあったかと思います。

ただ、これが出来るようになると1ランク上の歌が歌えるようになります。

それは高音が出やすくなるだけでなく、表現力にも直結してくるからです。

なので、ぜひ頑張って練習してみてください!

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