こんにちは!R voiceインストラクターです。
みなさんは歌を歌う時に滑舌を気にしたことはありますか?
実は発声と同じくらい滑舌(発音)も大事なんです!
今回は滑舌とその練習について解説していきますね!
滑舌の重要性
普段から話している言葉なので、意外に見落としがちなのが滑舌です。
実は歌の時にも普段の滑舌の癖が出ていて、日常的に聞き返されることが多い人ほど歌の時に言葉が聞こえないというパターンも多いです。
また、滑舌が悪いだけで説得力が無く聴こえたり、自信が無さそうに聞こえてしまうこともあります。
滑舌の練習は、日常生活だけと思われがちですが、歌はもちろん、仕事であれば商談であったりプレゼンだったりいろんなところに活きてくるんですよ!
母音と子音を出すときに注意する事
・母音の場合
鼻に息をあまり抜かず、「舌をしっかり動かす」です。
日本語の母音は、実は息を鼻に抜かさなくても発音できます。
発音が不明瞭と言われるパターンの多くは、鼻に息を抜かす「鼻音」になってしまっていることが多いです。
※「鼻音」と「鼻腔共鳴」は別物ですよ!鼻音は後ろ、鼻腔共鳴は前に響かせるイメージです。
実際に試してみるとわかりますが、鼻に息を抜かしすぎると「あいうえお」が聞こえなくなってしまいます。
・子音の場合
「唇と舌をたくさん動かす」です。
舌は母音と被っていますが、子音を出すときにも重要なので意識しましょう!
この2点を意識するだけで、発音の不明瞭さは大幅に減ります。
また、母音や子音がきちんと発音できていれば実は声も出し易くなるんです。
子音と母音のトレーニングのポイント!
具体的な話の前に、子音と母音のトレーニングをする時のポイントは・・・
「初めはゆっくり」です!
ここはテストに出るのでちゃんと覚えておいてくださいね!(冗談です笑)
最初から日常で使うくらいのスピード感で話したり、もっとスピードを速くする練習をする方が良いと思うかもしれませんが、これは大きな間違いです。
例えば、スピードを速くして練習をしたときに噛んだりしちゃいますよね。
何度も噛むと脳が、「噛むことが正しいもの」だと記憶してしまうんです。
なので最初は間違わないスピードでゆっくりと正しく練習していくのがとても大事なんです。
子音と母音のトレーニング方法
まずは、50音を子音と母音それぞれに分けて発音してみましょう。
例えば、「か」であれば「K」と「A」に分けてゆっくり発音するといった具合です。
そしてどんどん子音と母音の感覚を近づけて練習していきましょう。
※動画の7:00頃
おわりに
今回は滑舌の練習、特に子音と母音にフォーカスして解説してきましたが、いかがでしょうか。
意外に発音の練習って見落としがちなのですが、最近の速いPOPsを歌ったりする時は意識しないといけないんです。
発音上手になって歌も上手になっていきましょう!
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