地声を出すような歌い方では高音は出ない

以前こちらのコラムで、「地声には地声の、高音には高音の出し方がある」と書きました。
高音が上手く出せない、という方は、いきなり憧れの「力強くて伸びのあるパンチの聞いた高音」を目指すのではなく、まずは「小さくてもいいから柔らかい高音」を目指しましょう。
お教室でのレッスンでも、高音は鼻の響きを使っていくので、高音が出ない、という方には最初はハミングなどを使って感覚をつかんでもらっています。
鼻の響きを使った声の出し方、トレーニング方法についてはそのときの記事にまとめてありますのでまずはこちらをご覧ください。

https://r-voice.jp/voicetraining/how-to-make-a-high-voice.html

こちらの方法で、「小さくてもいいから柔らかい高音」、「弱々しくてもいいから裏声で高い声」が出るようになってきた方へ、今回は、その声を少しずつ響きを強くして太い声に変えていく方法をお伝えしていきます。

母音の「い」で練習してみよう

「い」の口を作ってみてください。鏡で確認してみましょう、どのような形でしょうか。横に思いっきり広がった形でしたら、そこから少し縦方向にも口を開いてみてください。口の中に空間ができるように開くのです。口の中が狭いままだと響きを作るのが難しくなります。空間を作って、さらに、上あごに向けて声を当てるように出してみましょう。あるいは鼻の下あたり(鼻と唇の間あたり)でもよいです、どちらでもイメージしやすい、声を当てやすい、と思うほうで結構です。響く声が出たら、大成功です!!
口を横に開いて、口の中が狭い状態の「い」だと、平べったい声になります。そうではなく、響きのある声が出せるよう、口の中の空間や、声のあてどころの工夫をして、何度も何度も声を出してみてください。ご自分の声が響くところを見つけてみましょう。

その際、しっかりお腹の支えを使ってあげることも大事です。口先だけだとなかなか響く声が出せません。お腹からしっかり圧力をかけて、空気を送り出しながら声を出すことです。

響くところが見つけられると、力ずくで喉を使って声を出さなくても、楽に声が出せること、声量が簡単にあがることに気付くと思います。

「い」で見つけられたら「う」でも試してみよう!

「い」で響くポイントや、声が響いて聞こえたときの身体の状態を確認できたら、次は「う」でも試してみましょう!「う」も同じく口が小さくなりがちな母音です。鏡を確認してみてください。とても小さな口になっていませんか。そして、口の中はそれよりももっと狭く、ぺしゃんこになっていませんか?「う」も口の中の空間が少しでも広くなるよう、声のあてどころを探しながら工夫してみてください。響く声を出すには、空間が必要なことに気付くと思います。また、ラッパの先のように、少し唇が開いたほうが声が響きやすいです。さらに高音になればなるほど、口を開いた方が声が出やすく響きやすいです。ぜひ、いろんな口の形、口の中の空間の広げ方、工夫しながらいろんな声を出してみてください。同じ「い」や「う」でも、色々な声色が出せること、響きの違いがあることを感じていただければと思います。

 

R voiceボイストレーニングイメージ

ボーカルコース

もっと上手に歌いたい!

もっと思い描くように歌いたい!

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