ヨーデルの歴史
ヨーデルはスイスアルプスで牧童が家畜を呼び寄せる時や、異なる山々にいる仲間との連絡方法の手段として生まれ進化してきた。
地声と裏声を素早く切り替えて歌うスイス伝統的な歌唱法で、近年ではスイスの高等教育でもヨーデルの初心者向けのクラスがある。
19世紀以降のヨーデルの伴奏には、エルゲリというアコーディオンがよく用いられます。
またアルプホルンやカウベルなどの民族楽器も、スイス山岳地帯での牧畜生活の中で用いられてきました。
ヨーデルの代表曲を少しご紹介
ヨーデルの歌手の方は皆さま、地声と裏声をすごく上手に使っていて、ちょうど切り替わる早さ、タイミング、音程など本当に素晴らしいですね!
ヨーデル歌手の方には遠く及ばなくとも、現代のPOPSでも地声と裏声の切り替えにテクニックは多く使われているのをご存じでしょうか?
ここからはこのヨーデルの歌唱法を参考に、POPSで地声と裏声をスムーズに切り替えていくトレーニング法を紹介します!
それは!
POPSに使えるヨーデル風練習法です!
POPSを歌うためのヨーデル風練習方法
地声とウラ声の感覚を掴む
毎日POPSのボイストレーニングをしていて高音発声のボイストレーニングやミックスボイスを出すためのボイストレーニングに重点をおく事が多いです。
自分の思う通りに歌うための一つとしてミックスボイスや高音を楽に出せるというのは必要な事でで今まで、ミックスボイスを作るために、地声とウラ声をつなげるということをしてきました。
ですが今回は地声とウラ声をひっくり返してみて声帯のトレーニングをしてみましょう!
まずひっくり返るのは地声のまま高い声まで出していって、喉が高い音の負荷に耐えられず突然ウラ声になることをいいます。ひっくり返ることは悪いことじゃなくいろんなアーティストが歌の中でひっくり返す表現をよく使っています。
ヨーデルを聞いてみよう!
ひっくり返る事を表現として多く使っているのがスイスのヨーデルですね。機会があったらヨーデルを聞いてもらうといいと思います。ヨーデルは地声とウラ声のひっくり返しをたくさん使って曲を使っています。すごいですよね。何もヨーデルのようにたくさんひっくり返さなくてもいいですが、ひっくり返すと地声とウラ声のちがいが確認できます。
ひっくり返えらないという方はまず地声を少し強めに出してみましょう。
そしていっきに高音を出そうとすると声がひっくり返ります。
地声とウラ声をひっくり返すトレーニングの例
このトレーニングを1オクターブの間で動かしたり、5度の距離、3度の距離で動かして下に下がった時に地声でトップの音はウラ声にしてトレーニングをしましょう。地声からウラ声にいっきに飛んでいくような感じです。オクターブの距離は遠くまで音を飛ばすイメージで、逆に3度の距離は短い距離の間に地声とウラ声をひっくり返すので難しいと思います。
ポルタメントと交互にやっても良い効果があると思います。
ポルタメントとひっくり返すのを交互にすることで音程の距離を掴むことができると思います。
ぜひ動画を見ながら一緒に声を出して地声と裏声のチェンジの感覚を身につけてPOPSを思い描くよう歌えるようにしてきましょう!
ヨーデル風練習法トレーニング、第二弾!
以前の動画はお蔭様で9万回再生を超えております!たくさんの方に見ていただきありがとうございます!
そこで今回はヨーデル風練習方法第二弾として!様々なバリエーションでまたヨーデル風の発声練習動画を作成しました。
発声練習内容
男性パートと女性パートに分けております。
音程の距離はオクターブ、5度、3度、2度、オクターブと5度と3度をまとめて、
スピードを上げてオクターブ、5度、
あとはひっくり返すコツとワンポイントレッスンの説明もあります!
前回の動画より様々な母音、様々な音程で地声と裏声を切り返す内容となっておりますので、こちらの動画もぜひ参考にしていただき一緒に声を出してみてください。