マンションなど集合住宅にお住まいや、ご近所さんへの音が気になって家ではなかなか練習しづらい、という方へ朗報！！

ご自宅でできる、簡単！続けられる！！「音を出さない練習法」お伝えします！！

その１・呼吸を鍛えるストレッチ

 

首回り・肩回り・肺回りのストレッチを行い、可動域を増やしましょう。

①まず首。立った姿勢で、首を上に向けましょう。唇を閉じます。そのまま、鼻の頭で天井をこするようなつもりで（あくまでも「つもり」ですよ）首を右、左、右、左、とゆっくり動かします。鼻の頭が天井をこするイメージなので、首はそれほど大きく動かす必要はありません。天井を見ながら、首を小さく右左、と数回、気持ちよく動かしてみてください。

②次に首を下に向けて床を見ます。同じように鼻の頭で床をこするようなつもりで首を右、左、右、左、とゆっくり動かしてみてください。少しコリを感じる場所やひっかかりを感じて動かしにくいな、と思う箇所はさらにゆっくり、繰り返し動かしてみます。そのうちスムーズに動くようになります。

③胸の前で両手を組み、息を吸いながら両手を上に持ち上げます。頭の真上、肘を伸ばしてグーンと伸びをするように伸ばします。次に息を吐きながら上半身をゆっくり右に倒します。左のわきの下を伸ばすような感じです。このとき腰の位置が変わらないように、ウエストから上だけを横に倒して伸ばします。無理にたくさん倒す必要はありません。気持ちよく脇腹、脇の下が伸びて、あばらとあばらの間隔が開いていくような、そんなイメージです。呼吸はゆっくり行います。息を吸いながら体を元の真ん中の位置に戻します。反対側も同様に、息を吐きながら左側へ体を倒して、右の脇腹、脇の下を伸ばしましょう。気持ちよく伸びたら、また息を吸いながら、体を起こして元の位置に戻します。一呼吸したら、最後は、さらに息を深く吸いながら、両腕を頭のもっと上へ上へ、とひきあげて、両方の脇腹、脇の下を伸ばしたら、ゆっくり息を吐きながら、両手をほどいて大きな円を描くようにしながら腕を下ろしてきます。完全に脱力します。

首や肩が楽になり、血が通うのを感じられると思います。呼吸をするのが楽になっているはずです。

 

その２・息が続くようになる！歌に使える！呼吸トレーニング

①息を吸うときは鼻から、吐くときは口から

②口は「あ」の形に開いて、はあーーっと暖かい息を吐くようにします。ゆったりしたテンポ(BPM60くらい）で４拍分息を吐き続け、４拍めの裏拍で口は開いたままの状態で、鼻から一瞬で息を吸い、また次の１拍めから息を吐いていくのを繰り返します。

★一瞬で息を吸い上げるのがポイントです。

★慣れてきたら、吐く息を７拍にして、８拍目の裏拍で息を吸うのもチャレンジしてみてください。徐々に呼吸が鍛えられ、息が続くようになっていきます。

 

その３・表情筋と滑舌のトレーニング

表情を豊かにし、綺麗な発音ができるようになるトレーニングです。鏡を用意しましょう！

①「あえいおう」の順に口を動かしていきます。声は出しても出さなくても大丈夫！どの言葉も少しオーバーに思うくらいしっかり口を開けてみてください。自分では思いっきり開けたつもりでも、鏡でチェックすると思いのほか全然開いていないと感じるかもしれません。誰も見ていないので、思いっきり、大きく開けてみましょう。「あ」は口を縦に大きく開けましょう。「え」は、その「あ」の形を少し横に広げるようにしてみましょう。「い」は、口を思い切り横に引っ張って「いーーーー」と歯を見せるようにする形ではなく、「え」の形から少し口の開きが小さくなる程度で、口の中が広い状態を保つようにしましょう。「お」は縦に開いた唇をラッパのように、オーバーに前に突き出してみてください。「う」はその「お」をすぼめたような形です。

②同様に「カ行」「サ行」・・・と順番に「ワ行」までやってみてください。それぞれの言葉で、舌の動きや喉の状態がどうなって発音しているのかを感じることができると思います。また全部終わったころには、たくさん動かした顔が、程よい疲れとともに、なんだかスッキリしていると感じるかもしれません。

 

ご自宅で、いつでも簡単に音を出さずにできるボイストレーニングの練習方法をお伝えしました。上記以外にもリップロールやタングトリル、ハミングなど、少し音は出ますが、それほど大きな音ではないので気軽にできる、とても効果の高い練習方法もありますので、ぜひそちらも実践してみていただければと思います。

ハミングのやり方

リップロールのやり方

これらの練習方法についての詳しい解説や、実践方法、また周りを気にせずたくさん練習したい方はぜひ一度、R voiceの体験レッスンをお試しください！