胸の響きは空間ではない
鼻の響きや口の響きと比べて、胸の響きは空間ではない所が大きな違いになります。
自分の胸を軽く叩いてみるとどんな音がしますか?
低音でドンドン音がしますね。胸じゃなくても空間がない場所を振動させると低音が振動し響きます。
胸の響きを出すコツとしては口を大きく縦に開けてあくびをする時の口で体を膨らませハァーっと声を出してみます。
高音から少しずつ音を下げてみると胸がよく共鳴する音域があります。
その音域で体の鎖骨とかあばら骨が震えているのを感じてみてください。その震え、共鳴が胸の響きになります。なので胸の響きとは骨が響いています。
胸は空間ではないので低音が響くということです。
胸を共鳴することでボイトレや歌声に良い効果は。
1.低音が響くことにより声に安定感が増し、落ち着いて聞こえる。
2.低音が響くことにより声量がアップする
3.ミックスボイスやヘッドボイスを出しても声のトーンが痛くならない。
などなど
音域が低いほうが胸の響きは響きます。
ミックスボイスやヘッドボイスを出していると低音は聞き取りずらいですが、
胸の低音がある声だと安定した高い声聞こえ、胸の低音がない声だと声のトーンが高すぎて聞いていて痛い声になることがありますので胸の響きをしっかり掴んでボイトレや歌を歌いましょう!
胸の響きを作るためによく使う母音、「オの母音で胸に響かせる」についても書いています。