みなさん、こんにちは!R voiceインストラクターです。
「声が固い」「裏声が出にくい」…そんなお悩みをお持ちではありませんか?
もしかするとその原因は、息の吐き方=“呼気圧”の不足にあるかもしれません。
歌や話し声において「息を流して」と指導されることは多いですが、ただたくさん吐けばいいというものではありません。
実は「呼気圧」と「複圧」という2つの力をバランスよく使うことで、声は初めて自由に響き始めるのです。
「呼気圧」とは何か?
呼気圧とは、息を吐く力をコントロールする力のこと。
一方、腹圧は息を止めて支える力。この2つを連動させることで、安定した声の基盤が作られます。
たとえば、水が通るホースを想像してみてください。ホースの中の圧力が「腹圧」、指で押さえる力が「呼気圧」。この2つが合わさって、水は勢いよく遠くまで飛びます。これと同じように、お腹の支えと息の吐き方が合致すると、声は遠くまで響くんですね。
トレーニング方法:ドッグブレス
呼気圧を鍛えるには「ドッグブレス」がおすすめです。
これは、脇腹を膨らませて複圧を作った状態で、「ハッ、ハッ、ハッ」と小刻みに息を吐く練習法。
お腹の前側を使ってスピードを上げたり下げたりしながら、息をコントロールしていきます。
続けることで、裏声やロングトーン、地声の響きもグッと柔らかく、豊かになっていきますよ。
力任せではなく、バランスがカギ
声に厚みを出したいからといって、力を入れすぎるのは逆効果。
息を止める力が強くて吐く力が弱いと声が「硬く」なり、逆に吐く息ばかり強いと「息が漏れる」ような声になります。
大切なのは、歌う曲や表現に応じて、息のスピードや量を調整できるようになることです。
おわりに
今回は呼吸法、特に呼気圧についてお伝えしてきましたがいかがでしょうか!
皆さんもしっかりと息をコントロールしていろんな表現で声を出してみましょう!
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