丹田に力を入れて支える
今回は腹式呼吸の「支え」のことを書いてみます。
ボイストレーニングをしていると、よく丹田(たんでん)に力を入れるとか、おへその指三本くらい下に力を入れてと言いますが丹田って何かと思いますよね。
丹田とは
腹式呼吸を初めてする方のほとんどは胃があるあたりをペコペコと動かしますが、実は腹式呼吸で動く場所はもっと下で「下っ腹」の場所が丹田になりそこに力を入れたり膨らませて呼吸をしています。丹田に力を入れることによりいろいろと効果がありますが、その効果の一つで声門閉鎖をしてくれる効果があります。喉の周りの筋肉を使って声帯を閉めるとすぐに喉を傷めたりしますがお腹使って声帯を閉めると喉への負担は少なく声帯を閉めれます。では丹田に力を入れるってどうゆう感じかといいますと、
「いきんでいる時」に似ています。
立っている状態で重たい物を持ち上げる時に腰に力を入れますよね。その時体の中心、丹田にも力が入っています。 あとは椅子に座っていて背もたれにもたれずに、上半身を後ろに弾くと下っ腹に力が入ると思います。これも丹田に力を入れている状態です。 両方とも息が止まっている、もしくは息の量が少なくなるのがわかりますか?多く息を吐こうとしても声帯がグッと閉まって息が吐けない状態です。
声門閉鎖の効果がある
丹田に力を入れると声帯閉める効果があるんです。
丹田に力を入れて声門閉鎖をすると声のトーンも上がり、喉に負担が少なくミックスボイスやヘッドボイスが出せます。
お腹に力を入れてと言われたら
ボイトレ、ボイストレーニングをしている時に、お腹に力入れてー!ってボイストレーナーに言われたら丹田に力を入れる感覚をイメージして発声してみると声が変わってくるかもしれません。
ぜひ参考にしてみてください。