R voiceインストラクターです!
実はボイトレに通われる方でとっても多いのが、歌い出しがずれてしまう事なんです!
歌い出しがずれてしまうと、その後もなかなか歌に気持ちが乗らなかったり、楽しく歌えなくなったりもしますよね。
今回はその歌い出しのリズムを完璧にするためのリズム練習をやっていきましょう!
歌い出しが遅れてしまう理由
歌い出しが遅れてしまう理由で一番多いのは、長いリズムは取れているけど、短いリズムがわからないというパターンです。
どういうことかというと、1小節や2小節分の長さはある程度取れているけど、四分音符や八分音符などは取れてないということです。
よく歌い出しが裏拍だと難しいといわれますが、裏拍=八分音符のリズムなんです。
なので、八分音符のリズムがわかっていないと歌い出しがズレてしまうんですね。
歌い出しのリズムの練習法
ひたすらがむしゃらに反復練習をする、というのも手なのですが、それだと練習した曲でしか使えなかったりします。
なので、すべての音楽で使えるように基礎の基礎をやってみましょう!
その基礎とは、手拍子をしながらやっていく練習です!
体と脳を動かしながらやるので、楽しく脳トレ感覚でできますよ!
こちらのドラム音源を聞きながらやってみてください!
●ゆっくりリズムバージョン(BPM=60)
●速いリズムバージョン(BPM=90)
①長い手拍子と短い手拍子
まずは、ゆっくりリズムバージョンのドラムに合わせて4回手拍子をしましょう。(長い手拍子)
最初に入っているチッチッという音と同じタイミングで手拍子をして、それをキープしてみましょう!
次は同じリズムに合わせて8回ずつ手拍子をしてみましょう。(短い手拍子)
さっきはチッチッの音に合わせて手拍子をしましたが、今度はチッチッの間にも手拍子が入るイメージです!
出来るようになってきたら速いリズムバージョンでやったり、手拍子に合わせて1,2,3~,8と数えながらやってみてください!
②掛け合い手拍子
短い手拍子が出来るようになってきて数字を言うことにも慣れてきたら、奇数のところで手拍子をやってみましょう。
具体的には1,3,5,7で手拍子をします。
奇数の部分を「正拍」や「表拍」と言ったりします。
次は偶数のところで手拍子をやります!
偶数の部分は「裏拍」と言います。
歌い出しが上手くいかない方はこの裏拍が取れていない場合がほとんどです!
逆を言えば、この裏拍が取れるようになればほとんど解決できちゃうんです・・・!!
これも出来るようになったらどんどん早くしていきましょう!
さらにレベルアップ!
出来るようになってきたらもっと難易度をあげましょう!
①まずは「1,5」のところで強く数字を言います!次は、「2,6」、「3,7」、「4,8」という風に強く数字を言うタイミングをずらしていきます!
ここは一旦手拍子は無しで大丈夫です!
②「1,5」、「2,6」、「3,7」、「4,8」のタイミングで「ア」と発音してみましょう!
数字は頭の中で数えながらやりましょう!
③最後に手拍子をしながら「1,5」、「2,6」、「3,7」、「4,8」のタイミングで「ア」と発音してみましょう!
しっかり数えても遅れてしまう場合
慣れてきたら実際に数えながらやってみるのですが、それでも歌い出しが遅れる方がいらっしゃいます。
その場合は、歌うための準備が遅くなっているかもしれません。
例えば、息を吸うタイミングがギリギリだったり、歌詞の確認が直前だったりなどなど・・・。
歌い出しをしっかりするためには、事前に息を吸っておいたり、事前に歌詞を確認しておくなど、準備もしっかりしておく必要があります!
最後に
今回は歌い出しが合わない方向けの練習を紹介してきましたが、いかがでしょうか?
歌い出しをビシッと決めて気持ち良く歌えるようになりましょう!
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