カラオケで「最初の1音目がどうしてもズレてしまう」「緊張して声が震えたり、小さくなったりして走り気味になる」と悩んでいませんか?特に前奏が静かな曲や、アカペラ気味に始まる曲は、歌い出しのタイミングや音程を掴むのが難しいですよね。
周りの上手な人が、まるで曲の途中から歌い始めたかのようにすっと自然に、堂々と歌い出せるのには明確な理由とテクニックがあります。
今回は、当スクール「R voice」のボイストレーナーが、カラオケ大会や発表会でも自信を持って綺麗に歌い出すための具体的なコツを分かりやすく解説します!
なぜカラオケは「歌い出し」が一番難しいのか?2つの原因
多くの方がつまづきやすい「歌い出し」ですが、上手く歌えない背景には喉の調子だけでなく、音楽的な要因が潜んでいます。
1. 基準となる音がなく「音程のヒント」が少ないから
絶対音感を持っていない限り、私たちは「前の音からどれくらい離れているか」という距離感(相対音感)で音程を取っています。
しかし、曲の1音目はその「基準となる前の音」がありません。特にカラオケの伴奏は、最初に短いコード(和音)がジャンと鳴るだけのことも多く、音程を取りに行くためのヒントが圧倒的に少ないため、どうしてもズレやすくなってしまうのです。
2. ブレス(息を吸うタイミング)が歌い出しと被っているから
歌い出す直前に慌てて「ハッ」と息を吸っていませんか?
ブレスのタイミングが決まっていないと、息を吸い終わらないうちにメロディが始まってしまい、歌い出しが走り気味になったり、声が小さくなったりする原因になります。
正しい音程で堂々と歌うためのボイトレ流・解決法4選
歌い出しの不安を解消し、1音目から魅力的な声を響かせるための4つのステップをご紹介します。
① 前もって「ブレスの位置」をリズムで決めておく
ブレスは行き当たりばったりで吸うのではなく、「どこで吸うか」をあらかじめ楽譜やリズムの中で決めておきましょう。
- 例えば「1、2、3、4」というカウントの場合「3」のタイミングでしっかりと息を吸い、「4」の余白を経て、次の「1」で迷わず声を出す。
このようにブレスをリズムの一部として固定することで、慌てることなく余裕を持って歌い出すことができます。
② 前奏の音をよく聴き「出だしの音」をキャッチする
カラオケの前奏(オーケストラ)をなんとなく聴き流すのはもったいないです。
実は、前奏で鳴っている楽器の音の中に、自分が最初に歌い出す音と同じ音程が隠れているケースが非常に多くあります。
曲をよく聴き込み、「この楽器のこの音が、私の歌い出しの音だ!」というヒントを前奏の中から見つけ出す練習をしてみましょう。
③ 前奏からハミングで「チューニング(カンニング)」しておく
歌が上手な人は、マイクを持っていない前奏の段階からすでに頭の中で歌い始めています。
おすすめなのが、前奏が流れている間にマイクに拾われないくらいの小さな声で「うーん」とハミングをし、音程を合わせておく(チューニングする)方法です。
あらかじめ声をそっと出しておくことで、歌い出しの瞬間に狙った音程へすっと自然に入れるようになります。
④ 前奏の間に体を動かして「こわばり」をほぐす
「声が震えてしまう」という精神的な緊張に対しては、物理的に体を動かすことが一番の特効薬です。
緊張すると体や喉が硬くなり、声が出にくくなる悪循環に陥ります。
前奏の間は直立不動で緊張を待つのではなく、以下のように体をほぐしてみましょう。
- リズムに合わせて軽く体を揺らす
- 首や肩をゆっくり回す
- 座っている場合は一度立ち上がってみる
体を動かすことで余計な力が抜け、喉がリラックスした状態で堂々と第一声を出せるようになります。
まとめ:前奏からの準備で歌い出しの不安を解消しよう!
カラオケの歌い出しをクリアにするための重要ポイントは以下の3点です。
- ブレスのタイミングを「リズム」としてあらかじめ決めておく
- 前奏の音をよく聴き、小さなハミングで事前に音程を合わせておく(チューニング)
- 前奏の間に首や体を動かし、緊張による体のこわばりをほぐしておく
歌い出しさえ自信を持ってクリアできれば、その後のメロディも格段に楽しく、心地よく歌えるようになります。
不安要素をひとつずつ潰して、カラオケ大会や日頃の練習でぜひ試してみてくださいね!
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