お腹から声を出す、ってどういうこと!?

小中学生のころ、音楽の授業で「お腹から声を出してー!」と言われたり、運動会や部活の応援で「腹に力を入れろー!」と言われた記憶はありませんか?

小学生で合唱部、中高と吹奏楽部だった私は、この「お腹から」の重要さと、文化部なのに腹筋練習が必須で大変だったことを懐かしく思い出します。

特に女性や、痩せている方などは、この「お腹から声を出す」というのが苦手な方が多いように思います。実際にはお腹から声が出ているわけではないのですが、お腹からの強力な支えを土台にして、声を太くしたり、通る声を出したり、大きな声を出したりが出来るようになります。

普段から姿勢が悪かったり、体幹が弱かったりする方も、お腹の力を借りることが難しく、お腹から声を出す、という感覚がつかみにくいかと思います。

いますぐ出来る!簡単なトレーニングをご紹介!

今回は、「お腹を使って声を出す」ということがどういうことなのかの感覚をつかんでいただきやすい、簡単なトレーニングをご紹介します!実際に、声を出しながらやってみよう!!

その1:遠くの人に声をかけるイメージを持ちながら声を出してみる

まずは目の前にいる人と話すときの声の出し方で「あー」、次に5メートル離れたところにいる人に声をかけるイメージで「あー」、次に10メートル離れたところにいる人に「あー」、最後に、交差点の向こう側にいる人に声をかけるイメージを持って「あーー!」と言ってみましょう。声を出しているとき、身体にはどんな変化があったかな?多分、後半になるにつれ、口は大きく開き、お腹にしっかり力が入っていたと思います。まだまだ、声が細くて小さかったり、変化を感じられなかった方は、その2へ!!

 

その2:実際にお腹の動きを感じてみよう!

おへそから5センチほど下あたりに両手の指先(人差し指、中指、薬指の3本)をあてて、痛くない程度にググっとお腹を押し込みます。その手を押し戻すように、お腹に力を入れてみてください。お腹の奥の方から、強い力で指先が押されるのを感じられると思います。もう一度、指先でお腹を押し込み、今度は「あーーー」と声を出しながら、指先を押し戻してみてください。太くてハリのある声が出ていると思います。まだまだイメージがつかなかった方はその3へ。

 

その3:実際にモノを使ってやってみよう!


重い物を持ち上げたり、押して動かしたりするときに、お腹の力が使われています。お米の袋を持ち上げたり、重いテーブルを動かしたりするときに、グッと力を入れますよね、そのときに合わせて「うっ」とか「んんーーー」と言ってみましょう。お腹からの発声が出来ています。おうちに重い物がない方や、ケガが気になる方は重い物をイメージするだけで大丈夫!すごく重い引っ越しの荷物を持ち上げる、あるいは立派な大理石のテーブル、グランドピアノ、などなど重いものを押して動かす想像をしながら「んんーーー」と声を出してみてください。レッスンでは、実際に壁を重いものに見立てて、壁を押しながら声を出してもらう、なんてこともやったりします。

こんなメリットがあります!

どうでしょうか。お腹の力を使って声を出す感覚、少しでも感じとれていたら嬉しいです。
声とお腹の連動がわかってきたら、喉に力を入れて張り上げる、無理な声の出し方をせずに、もっと楽に大きな声や張りのある声を出せるようになっていきます。

ぜひチャレンジしてみてください。

音楽教室R voiceではマンツーマンレッスンで、その方の状態を拝見しお悩みや課題に合わせたレッスンを行っております。今回の「お腹から声を出す」というテーマも、なかなか文章を読んだだけでは実感がわかない、やり方がわからない、という方はぜひ一度無料体験レッスンをお試しください。講師一同、お待ちしております!

 

R voiceボイストレーニングイメージ

ボーカルコース

もっと上手に歌いたい!

もっと思い描くように歌いたい!

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