声は楽器
楽器を演奏することは
楽器を演奏することは音楽です(すごく当たり前ですが)
ギターに例えるとフレットがきちんと打たれていてチューニングが出来て音程がとれていて、弦がしっかり張られて、ギターボディに音が響き音がしっかり出る。当たり前ですが完成されているギターは音がしっかりでてちゃんと弾ば音程もあっています。完成されている楽器を演奏するとことは楽器作りではなく音楽になりますね。
ボイストレーニングは
ボイストレーニングはどうでしょうか?1つのバンドに入ればボーカルもひとつの楽器として考えられます。ボーカルという楽器が高い声がちゃんと出ない、大きく響く声が出ないことは楽器として未完成ですよね。高い声が出ないということはギターでいうとハイフレットがちゃんと打たれていないとかボディに穴が空いているとか、ヒビなどで壊れているとか、音がちゃんと出ない状態なんです。そこで自分の持っている声をしっかりとして楽器にしなくてはいけません。
発声は楽器作り
音がちきんと出ない楽器で良い音楽はもちろんできません。自分の持っている声を音程がきちんととれ、大きく響かせ、喉に負担が少なく高音を出せること。
そのために発声練習をして自分の声という楽器を作ります。
また発声のスケール練習などでは音程幅の感覚を養うこともでき、音程幅があっている楽器(声)を作れます。
歌うことは音楽
歌うことは音楽です(これも当たり前ですが)。自分自身が持っている声(楽器)を使いメロディとリズムで音楽を表現します。ボイストレーニングにより大きく響き、高音がでる楽器を持っていれば歌ことは楽しいし、たくさんの人に聞いてもらえます。
発声と歌唱
発声が歌唱にぜんぜん関係ないわけではないですが、ボイストレーニングは楽器作りという考え方もしてみると割り切って発声練習は発声練習に集中できたり、歌唱は表現に集中できるかもしれませんので参考にしてください。
人を感動させるためには発声練習を繰り返しても意味がない
発声練習(ボイストレーニング)は響きのある声や、高い声を綺麗に出すための練習ですが、それが出来れば歌で有利にはなりますが人を感動させるというのはまったく別の事です。
いくら綺麗に声が出ても、高い声が出ても人の心は動かせません。人の心を動かすにはもっと他の要素が必要になります。
それは一言で言えば「センス」です。歌いまわし、歌詞のとらえ方、強弱、しゃくり、間、ノリ、など・・・。言い出せばキリがないですがそういった要素が人の心を動かします。
それは楽しさかもしれませんし、悲しさかも、踊りたくなる、眠たくなる・・・。その人の持っている声で、歌い方でそれは決まります。
歌はそこが一番難しい所だと思います。
センスが一番大事にも詳しく書いてありますのでよかったら見てくださいね。