歌を記号みたいに歌わないで!
歌うときは音程だの、メロディだの、色々なことに気を使っていて忙しく、肝心の歌詞がどんな歌詞なのかよくわかっていないで歌っていることってありませんか?
カラオケで歌うときも、歌詞を見たり、音程バーを見たり、あっちこっちと忙しく目を動かしながら、さらに曲のテンポも早かったりすると、言葉の羅列のように歌ってしまってはいないでしょうか。
友達とおしゃべりしているときの話し方は?
普段、仲良しの友達と話しているときの話し方はどうでしょうか?
昨日見たドラマの話、学校の先生に怒られた話、家の飼い猫の話・・・などなど、誰かに聞いてもらいたいことを話しているとき、人はとても感情豊かに、抑揚たっぷりにおしゃべりしていると思います。
歌も同じように、聴いてもらいたい、わかってもらいたい、という気持ちで、人に話しかけるように、歌ってみてはどうでしょうか。
どのように歌うか、考える
まずは、歌詞をしっかり読んでみましょう。何に関する、どんな内容の歌なのか、ドラマ仕立てに、ストーリーをイメージしてみてください。誰が出てきて、いつの歌で、どんな展開になっていくのか、このドラマの一番言いたいことはなんだろうか。時には意味深な歌詞で、何のことを言っているのかわからないものもありますが、そこは想像力を働かせて、自分なりの解釈でよいのです。自分の過去の経験から、「このことを言っているんじゃないだろうか」と浮かぶこともあります。正解なんて気にせず、自分の気に入った解釈で十分です。
歌が一本調子にならないよう、様々な表情を作り出すには、手段のひとつとして「声の強弱」があります。詳しくはこちらもぜひご覧ください。