体のコリや猫背の姿勢は、声が出づらくなってしまうのをご存じですか?

コロナによる自粛もあり、あまり外を出歩くことが少なくなって体力が落ちたな、と感じていませんか?また、家の中でもあまり動くことがないので体中がこっているなあ、と感じていませんか?

動かないと、体力が落ちるのはもちろんのこと、体中が凝り固まってきて、柔軟性がなくなってしまいます。

特に猫背や、スマホなどを見ることによる首周りのコリや、胸・背中回りのコリは、呼吸に大きく関わってきて、歌うことにも影響します。呼吸は歌にとって、かなり大事な要素です。

まずはゆったりとした深い呼吸を行って、体全体をリラックスさせるところから始めましょう。

シニアの方にも簡単に実感できる腹式呼吸をご紹介

①椅子に浅く腰掛け、腰の幅くらいに足を開いて座ります。

②両方の太ももの上に、両方の腕の肘から先を乗せて体重を預け、背中をかがめる。手首はぶらん、と、首もだらん、と下げて脱力します。

③その姿勢で、ゆったり呼吸を行います。鼻から、1,2,3,4、と4拍かけてゆっくり吸い込み、続いて口を「ス」と発音する口の形にして「スーー」とまた4拍かけて吐いていきます。この姿勢で行うと、息を吸ったときはお腹がゆったりふくらみ、息を吐くときはお腹がへこんでいくのをわかりやすく感じることができます。

毎日、数回、数分でもこの呼吸法を行い、慣れてきたらお腹だけでなく、腰のほうまで空気が入っていくような感覚を感じられるようになると思います。体を起こした呼吸法の際にも、そのお腹に空気が入る感覚を実感できるようになれば腹式呼吸をマスター!です。

トレーニングのコツ

この呼吸トレーニングを行う際、なるべくゆったりとした気持ちで、リラックスして行うことがとても大事です。鼻から吸う際は、よい香りを嗅ぐようなイメージでゆったり体中に香りを行き渡らせるような気持ちで吸い、吐くときは、体中を循環した空気の流れを感じるようにしながら気持ちよく呼吸を行っていきます。自分の呼吸に意識を集中していると、体がどんどんラクになり、血の巡りがよくなったような温かさも感じられると思います。

だんだん、歌に使えるような、長い呼吸にもチャレンジできる体作りの土台になります。おうちで、椅子一つあれば簡単にできるのでぜひお試しくださいね。

次回その2は続編として、「声が出しやすくなる簡単ストレッチ」もご紹介します。

 

座った状態での呼吸法に慣れてきたら、立って行う腹式呼吸のトレーニングを紹介しているこちらの記事もぜひ合わせてお読みください。

腹式呼吸のトレーニング方法

ボイトレ教室R voiceでは上記以外にも様々な呼吸トレーニングを、おひとりおひとりの悩みや課題に合わせた方法でご紹介しています。声にお悩みのある方はぜひ一度、体験レッスンをお試しください。多くのシニアの方にレッスンを楽しんでいただいております。対面レッスンはもちろんオンラインレッスンでの体験レッスンも受け付けております。

 

 

R voiceボイストレーニングイメージ

ボーカルコース

もっと上手に歌いたい!

もっと思い描くように歌いたい!

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