音楽を聞いている時、皆さんはどの楽器を聞いていますか?
歌だけしか聞いていない人は、どこで歌が入るかわからず、リズムがずれてしまう人がよくいます。
ですがバンドなどを経験されている人は、自分が演奏している楽器以外の音を自然と聞いて合わせる事をしています。
そこで大事なのが、歌だけじゃなく、カラオケの音や伴奏者が演奏している1つ1つの音を聞いてみる事です。
楽器はできなくても楽器を声でまねよう!
マイケルジャクソンは曲を作る時、声でドラム、ベース、ギターなどのパートを歌って楽器の演奏者に伝えていました。
楽器を演奏できなくても、曲全体を自分でしっかりとらえていたんですね。
素晴らしいシンガーは自分の歌だけじゃなく、演奏全体を把握し聞ける人が多いです。
普段何気なく聞いていたり、流れている音楽も、実はたくさんの楽器でリズムやハーモニーが入っています。
すべてじゃなくても、代表的な楽器のドラム、ベース、ギター、ピアノなどの楽器を声でまねて歌ってみると、
音楽がどのように作られているか少しわかるかもしれません。楽器を声でまねてみましょう!
声でドラムを歌ってみよう!
音楽の一番重要な要素、「リズム」はドラムが担当する事が多いです。
そこでドラムの音を声でまねてみましょう!例としてドラム3点(バスドラム、ハイハット、スネア)を声で出してみます。
バスドラムは低音で「ドッ」という感じです。
ハイハットは高音で「チッ」という感じです。
スネアは中音域でアタック強く「タッ」という感じです。
これを代表的な8ビートで言うと、
ドッ①、チッ②、タッ③、チッ④、ドッ⑤、チッ⑥、タッ⑦、チッ⑧、という感じですね。
特にかっこいい音を出せなくてもいいので、好きな歌に合わせて声を出してみるといいでしょう。
この時、なるべく流れている音楽にノリや強弱を合わせて声を出してみます。
ドラムを歌うを曲のノリや強弱がわかる
好きな歌のドラムを歌ってみると、歌を歌っているのは違う感じがあると思います。
ドラムを歌っている拍と同じ拍で歌が入っていたり、
ドラムを歌っている拍とは違う所で歌が入っていたり、
急にドラムが止まったり、拍子が変わったり、などなど。
その曲がどのように構成されているかなんとなく感じられるはずです。
それだけでも、歌だけ聞いていた時よりも音楽全体を少し捉えられています。
いろいろな楽器をまねよう!
ドラムだけじゃなく、ベース、ギター、鍵盤など音楽を作る上で代表的な楽器も、まねてみるといいでしょう。
ベースは単音なのでしっかり再現する事ができますが、ギターや鍵盤は和音になりますので、
声では歌えない事もあります、でもギターなら「ジャーン!」、鍵盤なら「ポロロン」とかでもいいので、
どこで何の楽器が入っているかという事がわかるだけでも、歌だけを聞いていた時とは違うはずです。
ぜひ!いろんな楽器をまねてみましょう!
ご自身の歌の世界観が広がるかもしれません。