
こんにちは。R voiceのインストラクターReijiです。
近年、高齢化社会における認知症予防への関心が高まる中、音楽トレーニングが注目を集めています。
特に2025年に発表された最新の研究結果は、シニア世代の皆様にとって大変心強いニュース。
いや~、驚きました!
結論を先に言うと、「音楽トレーニングを行うと、短期間でも認知機能が改善し、続けることで記憶力や脳の健康が保たれる」ことが分かってきたのです。
今回は、その研究で明らかになった音楽トレーニングの効果についてご紹介します。
東北大学の研究(2025年3月発表)
東北大学では、65歳以上の楽器をやったことがない高齢者を対象に、16週間(約4か月)のグループ音楽セッションを行いました。
参考:東北大学公式リリース
すると…
- 認知機能テストの点数が上がった
- 聞いたことを覚える力が良くなった
- 気分が明るく、活気が出た
たった数か月の音楽活動でも、脳や心にプラスの効果があることが分かったのです。
京都大学の研究(2025年6月発表)
続いて、京都大学からも注目すべき研究結果が発表されました。
この研究では、平均73歳の高齢者が楽器練習を4か月行った後、そのまま4年間続けたグループと、途中でやめてしまったグループを比較しました。
参考:京都大学公式リリース
結果ははっきりしています。
- 続けた人たちは、記憶力や思考力が落ちにくかった
- 脳の大事な部分(被殻・小脳)が萎縮していなかった
- 中止した人は、記憶力が低下し、脳の萎縮も見られた
つまり「続けること」が、脳の健康に大きな力を持つことが証明されたのです。
音楽トレーニングが脳に効く理由
- 同時に色々使うから脳が活性化
歌う時は、リズムを取り、歌詞を覚え、声を合わせる…まさに脳のフル活用です。 - 記憶力が自然と鍛えられる
楽譜や歌詞を覚えることで、短期記憶をトレーニングできます。 - 仲間と一緒で楽しく続けられる
トレーナーとのレッスンや、定期的発表会の参加で交流が増える
R voiceでは、生徒さんがトレーナーと楽しくレッスンを重ねる中で、表情が明るくなったり、
ご家族から「笑顔が増えたね」「前より若々しく見えるね」と言われることがあります。
いや~、まさに音楽が脳と心に前向きな力を与えているのだと感じます。
これからも研究が示すように、音楽を続けることで日常がもっと豊かになる――そんな瞬間を一緒に作っていきたいと思います。