こんにちは。今回は歌の抑揚についてご紹介していきたいと思います。歌を上手く歌いたい!と思っている方によくあるのは、一生懸命歌い過ぎて歌に一切抑揚がないパターンです。
歌うという事にとても真剣に向き合っているからこそ起こりうることだと思うのですが、すべてのフレーズが全力でとてももったいないなぁ!と感じてしまいます。ゴッホの名画、ひまわりも様々な濃淡の黄色が美しいように声にも濃淡が欲しいのです。
抑揚をつけるポイントとしてまずは大きなくくりで歌い分ける事です。一番大きなくくりとはAメロ、Bメロ、サビといった分け方です。
この3つの分け方だとサビが一番大きくなると思います。サビを100パーセントとしたらAメロ、Bメロはどれくらいのボリュームにするのか逆算してみてください。次にAメロとBメロがどのような関係になっているかも考えてみましょう。これは曲によってどのように歌いかえるか変わってくると思います。
Aメロを中くらいで初めてBメロで落としてBメロ後半から徐々に盛り上がってサビを迎えるパターンや、Aメロから徐々にサビに向かって盛り上がっていくパターン。これはご自身がどう表現したいか、また元の音源をよく聞いて研究してみてください。
曲全体の抑揚をとらえる事が出来たら今度はもっと小さな単位で考えます。
Aメロのワンフレーズの中でもどこが盛り上がっていいるのか、どこにアクセントがあるのか。これを考えるのにヒントとなるのはカラオケです。よく聞くとカラオケにもちゃんと強弱がついています。それを上手に聞き取って歌で再現することにチャレンジしてみてください。