「大好きなVaundyやOfficial髭男dismの曲を練習しているけれど、サビの高音で一気に息がなくなってしまう…」 「一瞬のブレスが間に合わず、曲の後半はいつも酸欠状態でボロボロ…これって肺活量を鍛えるしかないの?」
最近のヒット曲はメロディが複雑な上に展開が速く、息を吸うスキマがほとんどありませんよね。
特に高音サビが続くと、息が苦しくて歌いきれないというお悩みを持つ方は非常に多いです。
結論から言うと、酸欠の原因は肺活量の少なさではなく、「息の吸い方」と「高音での息の使いすぎ(コントロール不足)」にあります。
この記事では、短い時間で効率よく息を吸い、かつ高音でも息を長持ちさせるための実践的なボイトレテクニックをプロのボイストレーナーが分かりやすく解説します!
1. 現実的な新事実:プロのCD音源は「息が続かなくて当然」の作り?
具体的なテクニックに入る前に、まずは歌うのが少し楽になる「現実的なお話」をさせてください。
Vaundyさんや髭男さんのCD音源(原曲)を聴いて、「どこで息を吸っているんだろう?」と不思議に思ったことはありませんか?
実は、現代のCD音源のブレスはそのまま真に受けなくて大丈夫です。
最近の音楽は、人間が歌いやすいフレーズかどうかという観点ではなく、クオリティや楽曲の世界観を重視して作られています。
何十回、何百回とレコーディングしたベストなテイクを繋ぎ合わせて作られていることも多いため、1人が1回で歌いきる想定になっていないフレーズもたくさんあります(ボカロ曲などはその最たる例ですね)。
プロのアーティストも、ライブの現場ではCDとは違う位置でブレスを入れたり、メロディを少しアレンジしたりして工夫しています。
まずは「原曲通りに完璧に息を繋げなきゃ!」という思い込みを捨て、割り切ることも大切です。
2. 短い時間で効率よく!息を長持ちさせる「鼻+口」のダブルブレス
とはいえ、カラオケで1曲を歌いきるためには、一瞬の隙間で素早く息を補給する必要があります。
そのためにマスターしたいのが、「鼻と口を同時に使ったダブルブレス」です。
レッスンをしていると、「歌うときは鼻から息を吸わなきゃ」と意識しすぎて、鼻だけで頑張っている方を多く見かけます。
しかし、テンポの速い曲で鼻だけで吸っていては、当然ブレスが間に合いません。
なぜ「鼻」をメインに吸うと息が長持ちするのか?
短い一瞬のブレスの瞬間は、「鼻7〜8割、口2〜3割」の意識で同時にバッと吸うのが理想です。
口だけで急いで吸うと、胸や肩が上がってしまう「胸式呼吸」になりやすく、浅い息になってしまいます。
一方で、鼻から息を入れると自然と横隔膜が下がり、「腹式呼吸」になりやすいというメリットがあります。
腹式呼吸でしっかりお腹の奥(下の方)に落とし込んだ空気の方が、歌っているときに圧倒的に長持ちします。
一瞬の給水ポイントが来たら、鼻と口を同時に使って、瞬間的にお腹へ空気を送り込む練習をしてみましょう。
3. 肺活量は関係ない!高音で息を使いすぎないための「猫の鳴き真似」練習法
「息が続かないのは、肺活量が足りないからだ」と思っていませんか?
実は、肺活量の多さと歌のうまさに因果関係はありません。
一般的に男性より肺活量の少ない女性でも、驚くほどロングトーンが綺麗で歌がうまい人はたくさんいますよね。重要なのは、肺活量ではなく「吐く息の量をコントロールする力」です。
特に高い声を出すとき、お腹の支え(腹圧)がないと、コントロールを失った息が「はぁー」と一気に外へ漏れ出てしまいます。
これが酸欠を引き起こす原因です。
息の漏れを防ぎ、効率よく声を響かせるために効果的なのが、「猫の鳴き真似(にゃん・みゃん)トレーニング」です。
喉を上げて息を堰き止める「にゃ〜ん」発声法
地声で高い音を出すときは、喉仏を少し引き上げ、上の歯を見せるように口角を上げて、明るい通る声を作るのがコツです。
髭男さんのようなハイトーンにも、この声の要素がしっかりと入っています。
🐱 猫ちゃん音階エクササイズ
- 子猫やアニメのキャラクターになりきったつもりで、可愛い声で**「にゃ〜ん」「みゃ〜ん」**と発声します。
- その明るい声のまま、ピアノの音に合わせて「にゃーみにゃみにゃみゃみ〜♪」と音程を上下させてみましょう。
- ポイント: 大声を出そうとしないこと。喉の奥を力ませるのではなく、顔の前の方(響きが通るポジション)で声を鳴らすイメージです。
この練習をすると、声帯が程よく閉じて無駄な息が外へ出なくなる(息が堰き止められる)ため、びっくりするほど息が減らなくなります。実際にやってみると、全く苦しくなく長いフレーズが歌える感覚が掴めるはずです。
まとめ:息のコントロールを覚えて、最新の難曲を歌いこなそう!
Vaundyや髭男などの難曲で息を長持ちさせるためのポイントのまとめです。
- 原曲のCD音源は繋ぎ合わされていることもあるため、「息が続かなくて当然」と割り切る
- 一瞬のブレスは、腹式呼吸になりやすく息が長持ちする「鼻(7〜8割)+口」の同時吸いを意識する
- 肺活量を鍛えるのではなく、「猫の鳴き真似」で息の無駄遣いを防ぐコントロール力を養う
息のコントロールと効率的なブレスが身につけば、後半に酸欠でヘロヘロになることもなくなり、余裕を持ってカッコよくサビの高音を決められるようになりますよ。ぜひ試してみてくださいね!
R voiceの無料体験レッスンで、息が続く「ハイトーン」を体感してみませんか?
「どうしてもサビになると息が漏れて苦しくなってしまう…」 「自分のブレスのタイミングが合っているかプロに見てほしい!」
そんな方は、ぜひ一度R voiceの無料体験レッスンへお越しください! 言葉の途中でブレスが切れてしまう原因をマンツーマンで分析し、あなたのお気に入りの楽曲がラクに、そしてプロっぽく歌えるようになるブレスの位置や発声法を丁寧にレクチャーいたします。
一緒にカラオケでの酸欠を卒業し、大好きな曲を気持ちよく歌いきりましょう!
おすすめ記事
ブレスに関する記事はこちらもあります!ぜひ一緒にご覧ください。






