地声とウラ声の感覚を掴む
毎日レッスンをしていて高音発声のボイストレーニングやミックスボイスを出すためのボイストレーニングに重点をおく事が多いです。やっぱり自分の思う通りに歌うための一つとしてミックスボイスや高音を楽に出せるというのは必要な事です。今まで、ミックスボイスを作るために、地声とウラ声をつなげるということをしてきましたが、今回は地声とウラ声をひっくり返してみて声帯のトレーニングをしてみましょう。
まずひっくり返るのは地声のまま高い声まで出していって、喉が高い音の負荷に耐えられず突然ウラ声になることをいいます。ひっくり返ることは悪いことじゃなくいろんなアーティストが歌の中でひっくり返す表現をよく使っています。
ヨーデルを聞いてみよう!
ひっくり返る事を表現として多く使っているのがスイスのヨーデルですね。機会があったらヨーデルを聞いてもらうといいと思います。ヨーデルは地声とウラ声のひっくり返しをたくさん使って曲を使っています。すごく起用ですよね。何もヨーデルのようにたくさんひっくり返さなくてもいいですが、ひっくり返すと地声とウラ声のちがいが確認できます。
ひっくり返えらないという方はまず地声を少し強めに出してみましょう。
そしていっきに高音を出そうとすると声がひっくり返ります。
地声とウラ声をひっくり返すトレーニングの例
このトレーニングを1オクターブの間で動かしたり、5度の距離、3度の距離で動かして下に下がった時に地声でトップの音はウラ声にしてトレーニングをしましょう。地声からウラ声にいっきに飛んでいくような感じです。オクターブの距離は遠くまで音を飛ばすイメージで、逆に3度の距離は短い距離の間に地声とウラ声をひっくり返すので難しいと思います。
ポルタメントと交互にやっても良い効果があると思います。
ポルタメントとひっくり返すのを交互にすることで音程の距離を掴むことができると思います。