真っすぐだけじゃ物足りないし、テクニックを使いすぎるとしつこくなる

真っすぐに正しい発声で歌うと声は通るし綺麗に聞こえるんだけど、ジャンルや曲によっては無機質で面白みがなくなる事もあります。
(もちろん正しい発声で歌ったほうが良い場合がほとんどです)

逆に個性的な声(発声)でいろんなクセとかテクニック(しゃくり、間の取り方、グルーブなど)がある歌い方は聴いていてかっこよかったり魅力的ですがやりすぎるとしつこい事もあります。

この事ってすごく当たり前の事なんですが実はわかっていない方も多く、正しい発声で歌えば自分の理想の歌い方ができると思っている方もけっこう多いです。

発声練習は喉を傷めずにいろんな声を出せるようにするためにある

発声練習は大切ですし基礎ができていないと出せない声や出来ない表現がほとんどですが、発声の基礎だけでは理想の歌い方はできないんです。

例えば高級な良い音が出る楽器を持ってるとします。

この楽器を声と考えるとどうでしょうか?

良い楽器は持っていますがその楽器を鳴らすのが上手い人と下手な人がいますよね。

それと同じ事が歌でも言えます。良い声を持っていて低い声や高い声が出て声自体の響きや質がよくてもその声を使ってをうまく歌う事ができなければ意味がありません。

その逆も言えます。歌う事がすごく上手でも、風邪をひいて喉の調子が悪い人や喉自体が力んで高い声が出なかったり、息漏れしてザラザラの声だったりすると聴いている人の印象は悪くなるかもしれません。

一流のアーティストがみんな正しい発声をしているというわけではない

一流のアーティストは必ず人にはない魅力をもっています。その魅力の1つに正しい発声がある方はたくさんいますが、正しい発声でなくてもかっこよくて個性があるアーティストはたくさんいます。

それは正しい発声からくる魅力ではなくて様々な要素があってそれを意識しているか無意識がはわからないですが使って魅力的な歌を歌っています。

いろんな歌のテクニックを使って魅力的に歌うために必要な物は「センス」です。

どこで何を使ってどう歌うかは正しいとか間違いとかはないんです。聞いている人が感動する歌を歌う事が正解ですがそれは人それぞれだし決まっていません。

確かな正解というのがないから一番難しい

歌い方に正解はないですが、人を感動させる歌い方ができる人とできない人がいるのは確かです。

例えばしゃくり1つとっても、いつもしゃくって歌っている人がしゃくらずに歌うだけで歌全体がスッキリとしてメロディラインがしっかり聞こえてくる事がよくあります。

ただ全部が全部しゃくらずに歌えばいいという事でもなく、しゃくったほうが良い時もあります。

それを判断するのは「センス」です。

センスを良くするためには

じゃあセンスをよくするためにはどうすればいいか?

いろんな曲聴く事

ただいろんな曲を聴くだけじゃなく、そのアーティストがどうやって歌っているかをよく聞く事です。

ブレスの位置や、歌い始めの声の出し方、フレーズの最後の処理の仕方などなど・・・。

普段何気なく聞いていると気づかないような細かい歌い方を聞くとどうやって歌っているかがわかります。

いろんな曲を歌う事

曲の細かい所まで聞いてどうやって歌っているかわかったら歌ってみましょう。

声まねをする必要はないと思いますが、ブレスの取り方やしゃくりや間などどうやって歌うと一番良いのかを試して自分が思い描くように歌えるようにしましょう。

最後が自分で何が良いか決める

ものまねや、好きなアーティストをよく聞いて歌ってみる事はとても大事だしそれがないと始まらないといってもいいと思います。

だけど最終的には自分らしさを出してほしいと思っています。

自分でちゃんと理解してコントロールできている上で、「この歌い方がいい!」と思えるならそれが自分らしい歌だと思います。

ボイストレーニングレッスンの役割

センスが一番大事と言いましたが、発声ももちろん大事です。

自分が思い描く声で歌うために声自体が出ない場合は発声練習で声を作っていきます。

レッスンでは声を作るボイストレーニングだけではなく、先ほど説明した表現の事もレクチャーしたりします。

自分で決めて自分らしく自由に歌えるように、サポートをしていきます!

発声練習は良い声を作る楽器作りと、正しい音程とリズムで声を出す反復練習」では声を楽器として考える事についてもっと詳しく書いています!

R voiceボイストレーニングイメージ

ボーカルコース

もっと上手に歌いたい!

もっと思い描くように歌いたい!

R voiceボイストレーニングイメージ

ボーカルコース

もっと上手に歌いたい!

もっと思い描くように歌いたい!