歌の表現方法のひとつに「ビブラート」という技巧があります。

フレーズの終わりなどに声を長く伸ばしたりしたときに、声が上下に細かく揺れるアレです。一気に歌うま感が増すビブラートを習得できると表現の幅がまた広がっていきますね。

感覚的になんとなく出来てしまう方もいれば、全然やり方がわからない!という方もいると思いますが、慣れてしまえばビブラートはそれほど難しくはありません。コツをつかんでしまえば割と色々なところで使って雰囲気を出すことができます。演歌などでは大きくゆったりした揺れ幅で使ったり、Jpopではあまり使わない方もいれば、少しでも声を伸ばす箇所があれば、細かく使っている方もいます。このように一口にビブラートといっても使い方の種類はさまざまで、歌う方による個性的なテクニック、といえます。

まずは感覚をつかもう!

例えばお子さんが飲み物をこぼしたり、ソフトクリームを落としたりしたときに、あ~~やったな~~・・・という少し呆れ感を込めて、「あ~あ~あ~あ~」という言い方がありますね。あの声を出してみましょう。あの声自体はかなりゆっくりな感じですが、声が揺れているのがわかりますか?声を揺らす感覚はあの声にとても似ています。その「あ~あ~あ~あ~」を少しずつテンポを速くして言ってみましょう。ちょっとビブラートに近い感覚が体感できます。

 

ビブラートを実践してみよう!!

なんとなくビブラートって声を揺らすんだ、っていうことがわかったところで、実際に音程をつけて練習してみましょう。声の出しやすい高さで構いません。半音の2つの音程を使います。例えばピアノのど真ん中の「ド」と「シ」の音を使ってやってみましょう。

まず音程を確認します。

①1拍の中に、「ドシドシ」をひとかたまり入れます。それを4拍。「ドシドシ・ドシドシ・ドシドシ・ドシドシ」

②最後に「ド~~」と3拍伸ばす音を入れます。最後の1拍はお休み。「ドーー㊡」

③これをつなげて「ドシドシ・ドシドシ・ドシドシ・ドシドシ・ドーー㊡」

④この音程を「あーー」で歌っていきます。メトロノームを使って3つのテンポで練習してみましょう。最初はBPM80~90くらいのモデラートの速さで。次に100~110くらいのアレグレットの速さで。最後に120~130のアレグロの速さで。

段階を追って練習していくことで、喉回りの筋肉のトレーニングになり、同じ音程幅で声を揺らすことがだんだん出来るようになっていきます。いろいろな高さの音程で練習することで、曲の色々な場面で使えるようになり、表現の幅が広がっていきます。

ぜひチャレンジして、もっと歌を楽しんでみてください。

ビブラート練習のやり方をもう少し詳しく知りたい、実際に体験してみたい、という方はぜひ一度、R voiceの体験レッスンをお試しください!

 

 

R voiceボイストレーニングイメージ

ボーカルコース

もっと上手に歌いたい!

もっと思い描くように歌いたい!

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