ウの母音の口の形はオから少し口を閉じて空間が狭い形です。そして唇がとがらせるとウになります。ウは口が閉じてしまうため響かせるのが難し母音です。

ウの母音はウラ声が出しやすい

ウラ声が出ない方、地声が固い方やひっかかる方は「フゥー」というHの子音とウの母音で発声するとウラ声が出やすくなります。
ウラ声をまず出せるようにしてから他の母音に移動していくと無理なく高音のトレーニングや綺麗なウラ声を出せるようになります。

・胸の低音は舌根が下がり喉の奥が開きよく響きます。
・口の中音は口の空間が狭いため響かせにくい。
・鼻の高音は口角が下がるため響かせにくい。
ウの母音は低音へ入れやすいが口(中音)、鼻(高音)へは入りにくい。

・低音は舌根が下がるため出しやすい。
・中音も地声ウラ声へチェンジしやすい。
・高音は口角が下がり出しにくい。
ウの母音は口角が下がり舌根も下がるため高音は出しにく低音は出しやすい。

ウの母音のまとめ

鼻の共鳴と高音発声は出しにくい、胸の共鳴と低音発声は口の奥下が開くため入れやすいので低音のトレーニングに向いている。
口角を上げて鼻腔を開くようにすると鼻腔共鳴も期待できます。

いろいろな母音へ移動できるようになろう！

ウの母音で鼻の響きをキープするのは難しいですが、イなどで感覚を掴み、そのままウにチェンジしてウでも響きができるようになるといいですね！

「エの母音での発声の目的と効果」についても書いています。